映画好きとは言えませんが、海外に住み始めて暇潰しにネットフリックスをみるのが定番なので、忘備録兼ねて観た映画などの感想をまとめることにしました。
実は、失業後に再就職した会社と仕事がとにかく嫌いで、そんな感情をコントロールできずにプロフェッショナルに徹することができない自分に落ち込み気味です。私の様な独身者にとって、生活時間の大半を占める仕事で幸せを感じられるかってすごく大事なので、メンタルかなり削られて仕事以外にも悪影響が出始めてます。
そんな事もあり、お仕事頑張る系、前向きになれる映画をランダムに探して観たのがこの映画。観初めて気づきましたが、多分観るの2回目でしたが2回目でも楽しめました!
英語タイトルと概要
英語タイトルも『Julie & Julia』で、日本語タイトルはそのまま直訳したパターンです。2009年のアメリカ映画で、各メディアからもかなり高評価を得た映画。特に主人公の一人を演じた、メリル・ストリープの好演技が映画全体の評価を底上げしたと言われているらしい。
映画の脚本は大筋はジュリー・パウエル原作で同様のタイトルである本で、もう1人の主人公であるジュリア側のストーリを彼女の本からのストーリを織り込む形のオリジナル。
主なキャスト・スタッフ
- ノーラ・エフロン(Nora Ephron)
- メリル・ストリープ(Meryl Streep) – ジュリア・チャイルド(Julia Child)
- エイミー・アダムス(Amy Adams) – ジュリー・パウエル(Julie Powell)
ストーリー
現代のニューヨークを生きるアラサー女性のジュリア。ライターとなる夢を諦めた事に挫折感があり、そんな生活を変えるきっかけとして料理ブログを始める事にする。ブログの題材として選んだのは有名な料理家であるジュリア・チャイルドのクッキングブックのレシピを1年間で全て作るというチャレンジ。ブログを続けているうちに、ジュリーはまるで本当の友人の様にジュリアと対話している様に感じ、その対話を通して紆余曲折を繰り返しながらも自分の人生、夢を見つめ直していく物語。現代のジュリーの物語と平行して、一見は順風満帆な人生を送ってきた様なジュリアの隠れた苦悩も描かれています。
感想
お仕事頑張る系を探してみたのですが、どっちかというとジュリーの時代でブログという文化が根付き始めた時代や、ジュリアが生きた時代の女性の生活などの文化的な背景が予想外に楽しめました。個人的には庶民感があるニューヨークの生活描写も楽しかったです。
時代、年代的にやはりジュリーの人生の方が共感しやすく、冒頭で成功している友人達にちょっとした劣等感を感じてしまうところや30歳という人生の節目を目前に、自分の人生を変えたいと思うところは、「あー、わかるわかる!」という感じでした。
自分の人生を見つめ直したい、何か大きな変化やチャレンジをしてみたいと思っている人には、背中を押してくれる映画だと思います。